The Road Not Taken -アメリカ大学留学どたばた日記-

アメリカ正規留学を通して自分が思ったことを書いてます。

高校卒業後1年間のブランクを経てアメリカの大学サッカーチームに入団した話。後編

 

 

 

 

こんにちは。

では前回の続きです。

 

 

 

しかし、こんなアメリカの大学スポーツ、サッカーに特化した記事を書いていると、スポーツ留学が目的でアメリカに来たと思われる方もいるかもしれませんが、全然そんなことありません。

軽い気持ちでアメリカの大学スポーツに飛び込んでみたのです。ですので最優先は学業(これは親にもきつく言われている)なので、サッカーはその次です。

 

知り合いに、アメリカの大学にサッカー留学している友達がいますが、大変そうです。プロを目指してこっちに来てサッカーをやっているわけですから、大学サッカーに対する意志が相当なものと思います。

 

 

 

 

 

シーズンの始まり

 

f:id:andymor12:20170311231822p:plain

 

 

 

 

そしてシーズンが始まります。

 

 

 

アメリカの大学サッカーはシーズンの前にプレシーズンというものがあって、二週間近くほぼ毎日、一日二回の練習(もしくは三部練習)プラス筋トレがありました。ここでやられました。(笑)

僕はもともと筋肉質でも体が大きいわけでもないので、このプレシーズンで体が悲鳴をあげていきました。

 

監督に、「How are you doing so far?」 と聞かれたので、

 

もう筋肉痛や疲れがやばい、みたいなことを言ったら

 

 

That's what I want to hear. (それが聞きたかったんだよ)

 

 

みたいなことを笑いながら言って、この人Sすぎると思いましたね(笑)

 

 

 

そんな感じで大変なプレシーズンを終え、シーズンに入ります。

だいたい試合は18試合くらいあって、成績がいいとチャンピオンシップみたいなところで試合します。

実際、僕の所属するチームは昨季からの低迷で監督が変わったばかりでした。

しかし、シーズン前半は調子が良く、勝てる試合もあり昨季の勝ち星を前半戦で超えることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、なかなか簡単にはいかない

 

f:id:andymor12:20170319022846p:plain

 

 

 

 

しかし、後半戦は一つも勝てる試合はありませんでした。

 

多くの試合で負けを重ね、チームの勝ち星をそれ以上増やすことは出来ませんでした。

 

 

 

いろいろ原因はありましたが、けが人の続出(一週間で膝の靭帯断裂が二人、やべえ)があり思うような選手で試合に望むことが出来ませんでした。

 

最終的な結果はリーグ戦で最下位でした。シーズン前は今シーズンはやってやるぞという意気込みでしたが、終わってみるとこの結果。悔しさが残りました。

 

 

 

 

 

 

個人的な結果

僕は最初の何試合かは出番がなかったものの、練習や少しのプレータイムでアピールすることに成功し7割以上の試合をスタメンで出場することが出来ました。

 

体力的にもアメリカのフィジカルに慣れてきて、シーズンを通してゴールも決めることも出来ました。個人としては非常にいい経験をすることが出来たシーズンでしたが、チームとしての結果は良いとは言えず、自分にも少なからず責任を感じました。

 

 

 

こうして、シーズン終了

 

f:id:andymor12:20170319024112p:plain

 

 こうして、僕の初めてのアメリカカレッジサッカーのシーズンは終了しました。

二か月の間、毎週二試合ずつあり、とても忙しかったですが、勉強と両立してやれたと思います。この経験は一生のものになると思っています。

 

 

サッカー部に入って個人的に何を得たか

 

シーズン終了後、監督と個人ミーティングをする機会がありました。

今シーズン振り返ってみて個人的にどうだった?と質問されたので、

 

「自分が通用したところもある、しかしまだまだ(強さ、スピードが)足りない、もっとトレーニングが必要だと思った。」

と言いました。

 

 

それを聞いた監督は少し驚きながら、

 

お前は、今シーズンとても素晴らしい活躍をした。パス成功率、試合のなかでのスプリント数はとても高い。シーズンが始まる前はあまり構想にはなかったが、今はチームに欠かせない存在だ。

 

 

と言われたのです。

 

 

確かにシーズンが始まる前、スプリングシーズンの個人ミーティングでは、

 

 

 

 

「お前がメンバーに入れるかどうかは保証出来ない。」

 

 

 

 

と言われていました。

ちらっと見えた僕へのコメントが ”Power is huge” ですからそれが物語っています。

 

 

 

しかし、もう一度始めたサッカーを中途半端なところで辞めたくはなく、サッカーに通用する体作りを始めた結果、シーズンで試合に絡むことが出来ました。

 

 

 

 

僕は監督のこの言葉を聞いたとき嬉しいという気持ちと、自分個人として小さな達成感を得たのもたしかです。

日本の普通の高校でサッカーをやり、ブランク一年はありましたがもう一度ピッチに立つことが出来て嬉しかったのと、自分次第ではできないことはないのかもしれないと思いました。

 

 

"You've got to be able to wake up every day and give it everything you've got. Never take things for granted" (毎日、朝起きて自分のすべき全てのことにトライしないといけない。物事を当たり前だと思ってはいけない

 

 

 

これはたまたま読んだアメリカメジャーリーグのコーチになった方がインタビューで言われていた言葉です。その人は大学時代天才で、プロ入りも確実と言われていましたが、病気か事故でその夢が絶たれたと。しかし、自分なりに努力し、コーチとしてMLBに今も携わっている、といった内容だったと思います。結構前に読んだ記事だったので、いろいろ探しましたが... 見つかりませんでした。リンクを貼れれば良かったのですが。(どなたか知っていれば教えていただけると嬉しいです。)

 

この言葉を通して僕が考えるのは、人は何事にもトライしてみることが大切なんじゃないかということです。

たとえ、それが難しいことや、大変なことでも、チャレンジしてみることが、自分の成長に繋がる、もしくは成功する第一歩になるのではないかと思います。

 僕はこのサッカー部への入団を通して、精神的な強さ、体力面、英語力を伸ばすことが出来ました。

自分は今の歳になってやっといろいろなことにトライできている気がしますが、10代のうちにもっと早く実践していればなあ、と思うところもあります。

とにかく、僕はいろいろありましたがサッカー部に入って良かったと思います。

 

 

 

では、スポーツの話はこのへんで。

次回からの記事ではアメリカの留学事情、授業の取り方受け方、入学や編入、卒業などのトピックを扱っていけたらなと思います。

 あとアメリカの大学でスポーツに関して質問があれば僕がわかる範囲でお答えしますのでコメントください。

 

 

 

 留学情報コラムをやってます。

www.toryugaku.com

 

 

 

 

では!

Have a good one!!

 

 

 

 

 

 

 

 

AWAYOKUBA / たりらりら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校卒業後1年間のブランクを経てアメリカの大学サッカーチームに入団した話。

 

 

 

 

こんにちは。はじめまして。

定期的ではありますがこのはてなブログを使って記事を書いていきたいと思います。

 

 

まずはじめに簡単な自己紹介を

 

僕はアメリカ東海岸にあるとあるリベラルアーツカレッジに通うSophmore(大学二年)です。現在はニューヨーク州立大学に編入し、Juniorです。

アメリカには大学留学で初めて来ました。専攻はBusiness Management でInternational Relationsも副専攻にしようかなと考えているところです。ちなみにペンシルベニア州在住です。

現在はニューヨーク州に在住しています。

 

 

 

 

 

さて本題です。

 

僕は2015年夏に初めてアメリカに来ました。その年の春に高校を卒業、ギャップイヤーもなくそのままアメリカの大学に入学しました。(留学までの経緯は後ほど)

まず、言っておきますとアメリカの大学に入学してもサッカーをやる気はさらさらなく、勉強も大変だろうと思い自分のなかで一区切りつけていました。

 


ちょっと話はそれますが、アメリカの大学ってスポーツがとても盛んで、フットボールやバスケットボールなどの人気スポーツには多くの観衆が毎試合集まるんですね。それに加えて、アメリカの大学にはNCAAという大学スポーツを管理、運営する機関があって、大学ごとにも知名度や大学の規模によって、ディビジョン1,2,3というようにグループ分けされています。

 

ちなみに僕の大学は

 

 

 

ディビジョン3に所属する大学でした。

なんだあ、日本でいうJ3みたいなものかあ、という人もいると思います。そうです。(適当)

 

ディビジョン関係なく強いスポーツが大学にそれぞれあると言われますが、D1に行くほうがテレビ放送もありますし、スタジアムも大きくなってくると思います。プロを目指す選手もD3よりはD1に行くほうがチャンスは多いと思ってるのではないかな。なのでD3とは僕が思うに、文武両道に根差したリーグだと思います。なぜなら、アカデミックなクラスもしっかり成績を残して、スポーツも同じように頑張る。別にD2、D1がそうではないということではない思いますが、D3のチームに所属してみて僕はそう思いました。

 

 

じゃあどうしてサッカー部に入ったの?

f:id:andymor12:20170311090321p:plain

 
 
 

ではサッカー部に入るまでの話。

それはちょうど一年前くらいの話になります。

 

 

サッカー部に入る前の僕は、大学にある体育館で友達と遊びでサッカーを半年ほどやっていました。その時、アメリカ人の友人が「お前は大学のチームでプレーしたほうがいいよ、できるよ」なんていうことを適当なのか確信があったのかで言ってきました。

 

当時僕はブランクが1年あり、サッカーやっていたら勉強に支障が、、と思っていたくらいなのでまさか自分が所属するとは思っていませんでした。

 

そんなこんなでサッカー部の知り合いにコーチの連絡先を聞き、普段遊びでサッカーしている友達3人で練習に参加してみることに。

 

 

 

 

感想

 

まあ、でかくて速い

それが最初の印象でした。

そして自分がどれだけサッカーから遠ざかっていたかを実感しました。体力がなかった。走力もパワーも完全に一番下でしたね。唯一通用すると思ったのは、一瞬の動き(俊敏性)と基礎的な技術でした。

 

 

そんな感想だった僕に対して一緒に参加した友達はここでプレーするのはつまらないなんて言っていました。

 

 

僕は迷いました。

 

 

 

このまま参加し続けて(トライアウトを経て)入団を目指すか、それともこれからも遊びで楽しくサッカーするか。

 

 

 

 

そんな悩みを持っていたころ、同じクラスを取っていて仲良くなった、NJ出身のスポーツガール、ソフィー(仮名)が話を聞いてくれました。彼女もバリバリのラクロスチームに所属する(エース)、気さくなアメリカ人でした。

 

 

 

相談したら、

即答で「やるべき」と。

 

いやまだ全部話し終わってないけど(笑)

 

 

 

しかし彼女はしっかりとした考えを持っていて、大学の公式チームでスポーツをすることはすごく意義のあることだとと言ってくれました。特に僕はふつうの留学生だったので必ずプラスになると言ってくれました。彼女の助言がなかったら今頃サッカーやってないですね。現在彼女は大学を卒業して、マンハッタンで働いています(凄い)

 

 

 

そしてここから、苦労しとても大変だったサッカー部の練習に参加することを決意します。

 

 

 

何が大変だったか

 

f:id:andymor12:20170311093437p:plain

 

 

 

 

 

まず、早朝6時からの筋トレ、走り込みが週2、3回あります。その当時僕は夜遅くまで勉強することも多々あったので、体力的に持つか心配でした。

 

 

 

そして、練習。練習はこれといってハードなものではありませんでしたが、監督は規律に厳しい人でした。なので誰かが練習(20分前には集合というルールがあった)に遅刻するともう大変です。

 

 

 

地獄の走り込み。

 

 

 

 

いやいや、これじゃあ日本の高校の部活と一緒じゃん?!

と何度思ったことか。

 

しかしやり抜きました。これで精神的にすごいタフになったと思います。

 

 

 

あと、チームメイトと仲良くなるのも最初は苦労しました。

シーズン途中に入ってきた留学生?は? みたいな(笑)

 

これは日々の練習やパーティー(サッカー部で家を持っていたので、毎週ハウスパーティー)で解消されていきましたね。

 

 

 

 

 

僕が自転車を盗まれたときには、チームメイトみんなが10ドルずつ出し合って新しいものを買ってくれたりしました(泣きました)

 

 

 

 

 

そんなこんなでチームに溶け込んでいったのがちょうど一年前の話です。

辛い練習やハードな筋トレをこなしながら、確実に心も体も鍛えられました。

 

 

スプリングシーズン(2月-5月)は公式戦はありませんでしたが、練習を通したトライアウトで監督にチームに入団することが認められました。

 

 

 

 

そして、次の学期から本格的にシーズンが始まるのでありました、、、

 

 

 

 

 

書いてみたら結構長くなったので、このトピックについてはいずれ、後編も書こうと思います。

 

 

 

 

 

ちなみに、アメリカの大学でD1やD2の上位校でスポーツチームに入ってる留学生は相当タフだと思います。スポーツも全力でやりながら、アメリカの大学のアカデミックな授業にもついていかなきゃならない。。。

 

 

最近でアメリカ大学サッカーの日本人といえば、遠藤翼選手

f:id:andymor12:20170311093552p:plain

彼は大学卒業後、MLSのドラフトでトロントから一位指名されて入団してますよね、、、すげえ。(彼の大学時代の写真)

 

 

 

 

 

サッカーではないですが、井上先生のスラムダンク奨学金でアメリカの強豪大学に行った選手も何人かいますよね。アメリカで頑張る日本人スポーツ選手応援してます。(誰目線)

 

 

 

 


【バスケ】今、最もNBAが近い日本人プレイヤー渡邊雄太

 

 

 

 

 コミュニティサイトやってます。

 

www.toryugaku.com

 

 

 

 

 

では、また次の記事でお会いしましょう!

 

 

Have a good one!